カブトムシ

カブトムシの幼虫の育て方は?ペットボトルでの飼育がオススメ!

子ども達に大人気の昆虫といえば、カブトムシ!

夏休みに捕まえたカブトムシが卵を産んで幼虫が生まれているのではないでしょうか?

あの見事な形の成虫にするためには幼虫の育て方が思っている以上に肝心だと言えます。

今回は、カブトムシの幼虫を育てるのに便利なペットボトルを使った飼育方法をまとめました。

 


カブトムシの幼虫の育て方は?

カブトムシの幼虫を飼育するケースは、

・飼育ケース
・コンテナケース
・飼育ビン
・プリンカップ
・ペットボトル

などがありますが、カブトムシの幼虫を育てるなら「ペットボトル」がオススメです。

 

ペットボトルならば、深さがあり、適度な空間を確保できるからです。

また、1番のメリットは、観察しやすいという所です。

 

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幼虫をペットボトルケースの中へ

雑木林でカブトムシの幼虫を見つけることができるのは、夏の終わりごろから翌年の初夏ごろまでです。

幼虫は、クヌギやコナラなどがいっぱい自然に生え育っている林の中、田畑に積んであるたい肥や、製材所のおがくずなどの中にも幼虫がいることも。

 

ペットボトルで作った飼育ケースに発酵マットを入れて準備ができたら、捕まえた幼虫をケースの中で上手に飼って、立派なカブトムシの成虫に育てましょう!

また、飼育ケースでカブトムシの成虫のオスとメスを飼うと産卵します。
飼っていたメスが死んで2~3週間くらいしたら、ケースの中で幼虫を探してみましょう。

幼虫を見つけたら、周りの土と一緒にスプーンにそっとのせ、1匹ずつ手作りしたペットボトルケースに入れ、発酵マットの上に置きます。

マットの上に置くと、幼虫は自然に動いて、マットの中へ潜り込んでいきます。(幼虫の体をキズつけないように注意してください。)

ペットボトルの飼育ケースを家の中に置く場所は、玄関やキッチンの流し台の下などが温度の変化も少なくて、オススメです。

 

幼虫は脱皮しながら育っていく

幼虫はエサの発酵マットをたくさん食べて、大きくなっていきます。

卵からかえったときの幼虫は「1令幼虫」と呼ばれますが、2~3週間くらいすると脱皮して「2令幼虫」になります。

2令幼虫になると、1令幼虫にくらべて、頭の幅が少し広くなっているようです。

初めは頭でっかちに見えるけれど、成長するにつれ、体のほうも大きくなってきます。

幼虫がエサを食べたあと、発酵マットの表に小さい粒のようなものが見えたら、それは幼虫のフンなので、スプーンなどを使ってフンをきれいに取りのぞいてから、水で湿らせたマットを少し追加しましょう。

 

幼虫を上手に冬越しさせる

卵が「羽化」した時期によって少し違いはありますが、冬になるまでに2回目の脱皮をして「3令幼虫」になります。

2令から3令になるころの幼虫は、しっかり成長するためにエサもたっぷり食べるので、1カ月もするとケースがフンでいっぱいになるので、マットの表面にフンが目立ってきたら、マットを取りかえましょう。

幼虫は見た目にも大きくなっていることがわかりますが、寒い冬の間はほとんどエサを食べないで動かないでジっとしています。

ただ、寒いからといって、エアコンの暖房やストーブなどをつけた暖かい部屋に置くと、上手に冬越しできないので気をつけてください。

 

春になって気温が上がるまでは、幼虫をそっとしておきます。

冬の間は、マットに水分を加えるのも少なめにしたいのですが、たまにはケースの中をのぞいて、もしマットが乾いていたら、きり吹きなどで軽く湿らせましょう。

 

春になると、幼虫が動き始める

翌年の春ごろになると、野生動物が冬眠から目を覚ましたように、幼虫がモソモソと動き始めます。

この時期からサナギになる準備をするころまでは、エサもいっぱい食べるようになります。

フンが溜まったマットは取りかえますが、全部を新しくすると、環境がいきなり変わってしまうので、マットを入れかえるのは半分くらいにしましょう。

 

 

カブトムシのサナギの育て方は?

夏を迎える前に、幼虫はサナギになるための蛹室(ようしつ)を作り始めます。

蛹室はタテ長のだ円形の部屋で、幼虫は体をくねらせながら、壁をぬり固めるようにして蛹室を作っていきます。

幼虫はサナギになる前には体の色が濃くなり、まるで死んだように何日間かは頭を上にして動かなくなるけれど、死んではいないので安心してください。

また、この時期はペットボトルを動かしたりしないように気をつけましょう。

 

脱皮して、サナギになる

サナギになるには3回目の脱皮をしますが、このとき、脱いだ皮は蛹室のすみでクシャクシャの状態になっているでしょう。

サナギがオスのときには、角がある様子もわかり、角は10日くらいかけて伸びていきます。

サナギは3週間くらいすると、体がだんだん茶色から黒っぽい色になり、足が動き始めます。

また、皮の中にうっすらと成虫の姿も見えてくるでしょう。
この様子がわかると、羽化まであと1日から2日くらいです。

 

いよいよ、成虫がマットの上に出てくる!

羽化したカブトムシの成虫は、まだ前羽が白く、体も完全に固まっていないため、しばらくはマットの中でじっとしています。

1週間くらいして、体が固まり成熟してくると、マットの上に姿を現します。

土の中から出てきたら、成虫はエサを食べ始めるので、エサを用意してあげましょう。

 

 

ペットボトル以外で幼虫を育て方は?

ペットボトルで飼育ケースを作るのは、少し手間がかかるし、面倒くさいという方は市販されている飼育ケースをオススメです。

 

ショップなどで売っている飼育ケースで幼虫を育てる時は、幅15cm サイズのケースなら幼虫1匹、幅 30cm のものなら2~3匹が飼えます。

また、1カ所でもう少し多くの幼虫を飼育したいときには、家庭用の衣しょうケースや、大型の水槽などを利用するという方法もあります。

例えば、長さ45cm、幅 36cm サイズのケースなら5~6匹くらい飼えますが、一度に観察するのも難しいし、羽化がうまくいかないこともあるので、初心者には難しいです。

 

 

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